話に耳を傾けてあげましょう

- うつ病になってしまった方へは、叱咤激励、例えば、
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- 叱る
- 急かす
- 強制的に行動させる
- これらは行ってはいけないことなので、注意が必要です。なにより大切なのは、話しの内容を聞いてあげること。それだけで患者さまの気持ちを楽にさせてあげることが出来ます。患者さまご本人が来院されないと、治療はできないのですが、ご家族であれば、患者さまと一緒に診察を受けていただき、患者さまの情報を話していただく、上司であれば、産業医の方に状況を報告していただくというのが、具体的に治療に向けて出来ることと考えています。
- 患者さまがご家族の場合、引きこもってしまっている、または昼夜が逆転してしまっている場合には、これを戻していくようにお手伝いをしていただくことが有意義です。
まずは優しく、「元気がないね」、「表情が硬いけどどうしたの」などからはじめて、その次に「こういうものもあるよ」と意味で一般内科からでも良いのですが、うつ病を専門に治療している心療内科へとつないでいくということを行っていただければと思います。 - そのような方法を用いながら、患者さま・ご家族・治療者が同じ価値観を持って、最終的な治療のゴールを目指すことが最も好ましい形だと考えております。